譲治の勉強日記

医学部・大学受験について書いています。勉強のメモ・語呂合わせ・参考書紹介・趣味について。

映画「ミリオンダラーベイビー」を観たら医学の勉強になった(ネタバレありの感想)

ミリオンダラーベイビーを見た

先日、プライムビデオで映画「ミリオンダラー・ベイビー 」が無料だったので鑑賞しました。

映画「ミリオンダラーベイビー」はクリントイーストウッドが監督・主演を務め、アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞を受賞したことでも有名な作品です。

ストーリーを簡単に説明すると、ボクサーとしての成功を夢見た女性が、優秀だけど燻っているコーチに出会い、時には厳しい試練も乗り越えながらチャンピオンへのスターダムを目指していく、というお話です。

映画のあらすじを少し見ただけでは女性版「ロッキー」のようにも感じますが、映画の後半に差し掛かると一捻り聞いた展開が待ち受けているので、まだ見ていない方は是非鑑賞して欲しいです。

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映画のストーリー(ネタバレあり)

それでは映画のストーリー、感想を書いていきます。思いっきりネタバレをしているので、見たくないよっていう人は是非ブラウザバックしてください。最初から映画自体を見るつもりがないのでいいよって人は読んでもOKですー。

 

 

さて、なぜこのブログで映画「ミリオンダラーベイビー」の感想を書こうと決めたかというと、実はこの映画のテーマが尊厳死だからです。以下、映画の詳しいネタバレ。

物語の後半で、主人公は徐々にボクサーとしての頭角を現し、遂にチャンピオンの座をかけて戦います。試合は主人公側の優勢でしたが、対戦相手が卑怯な手を使ったため目を離した隙に不意打ちのパンチをくらいます。

ただパンチをくらってダウンするだけなら問題なかったのですが、主人公が倒れた先にはボクサーが休憩するための椅子がありました。頭から椅子へ落下し、不幸にも主人公は頸椎を損傷します。

頸椎損傷の後遺症で、主人公の体は首から下が一切動かなくなります。かろうじて発話することによりコミュニケーションをとることは可能ですが、もう二度とボクシングをすることはできません。

人生に絶望し、舌を噛み切り自死を遂げようともしますが入院しているため、もちろん医師に阻止されます。

そんな主人公が最後に望んだことは、コーチの助けを借りて尊厳死をするというものでした。コーチは葛藤に苛まれながらも、薬物注射によって尊厳死を幇助します。

医学的観点からみた感想

この映画を最初に見たときはただの「スポ根ムービー」だと思いましたが、まさかこんなシリアスな展開になるとは予想だにしていませんでした。

頸椎損傷は考えるだけでも恐ろしい事故です。ほんのささいなことで今までの生活が一変してしまうからです。明日、交通事故に遭ってこのようになる可能性はゼロとは言えません。全く他人ごとのようには思えませんでした。

この作品内で主人公は尊厳死を選択しましたが、医師ではない一般人がこれを手伝うと、もちろん違法になります。医師が行うにしても、日本では映画の様な積極的に薬物を投与して死に至らしめる自殺幇助は認められていません。

最後になりますが自分の感想をまとめると、1つの作品で頸椎損傷、尊厳死を考えるきっかけを与えてくれた素晴らしい映画だったなぁと思います。