医学部-E 腎臓
A 消化管 ・板状硬を経過観察は禁忌 B 肝胆膵 ・急性膵炎にERCPは禁忌 ・(低Naにもかかわらず)肝硬変の治療はNa制限 C 循環器 ・WPWからの偽性VTにジギタリス、Ca投与 禁忌 ・急性心不全にβブロッカー 禁忌 ・冠攣縮性狭心症にβブロッカー 禁忌 ・ペースメ…
GFR見積もるために用いるもの 糸球体濾過量(GFR)を見積もるためには、 イヌリン、チオ硫酸ナトリウム、クレアチニン を用いる。 これを覚えるための語呂合わせは、 イヌリン→犬に チオ硫酸ナトリウム→血を クレアチニン→くれ! まとめた語呂合わせは、「犬に…
基準値と、その覚え方・語呂合わせをまとめてみました。 血算 ・白血球は5000~8000 「白→紅白歌合戦→こーはく→5と8」 好酸球は1~5% 「酸→すっぱい→イチゴ→1~5」 単球は2~8% 「たんき(単球)さん、ニヤッ(2~8)としてよ」 リンパ球は30~40% 「立派(…
ネフローゼ症候群の診断基準について ネフローゼ症候群の基準は、自分の場合、すごく漠然とした暗記の仕方をしています。 ・タンパク尿≧3.5g/day 「淡白な巫女」で覚えています。 ・血清アルブミン≦3.0g/dL 「アブサン」で覚えています。お酒のアブサンでも…
急性腎不全の透析実施基準 以下が、代表的な急性腎不全の透析実施基準です(単位省く) ・血中K>6 ・血中クレアチニン>7 ・血中尿素窒素>8 ・血中HCO3<15 とりあえず、6,7,8で透析室に行こう(15)!で覚えることをおすすめします。 人工透析が必要だから、…
尿量・尿比重・尿pH 以前↓のような記事を書いた。 www.joji-study.com 今回の記事はリバイバルしてまとめる。 最初に、1日尿量の基準値は500㎖~2000㎖。尿比重の基準値は1.010~1.030。尿pHの基準値は5~8である。 覚え方・語呂合わせ 以下が、覚え方となる…
カルシトニンとカルシウムについて 勉強していると、カルシトニンが「血中カルシウムを上昇させるのかor低下させるのか」が紛らわしく、混乱します。 結論、カルシトニンは血中カルシウムを低下させます。 非常に紛らわしいですが、 「カルシトニン→カルシウ…
Fanconi症候群について ・Fanconi症候群では近位尿細管が障害される。 Fanco「ni」→ニ→ニア→近 ということから類推することが可能。 ・また、尿細管アシドーシスも合併するが、 Fanco「ni」→ニ→2型RTA というようにⅠ型とⅡ型の区別をすることも可能。 ・カド…
ループス腎炎の予後因子について ループス腎炎では全身性エリテマトーデス(SLE)にてみられる腎炎のことである。 光顕にてwire loop lesionが見られることも重要。 予後因子は2つあり、 ・補体価 ・尿蛋白 である。 この2つの覚え方は「糸がループするのはボ…
巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)について FSGSについて覚えるべきことは。 ・好発年齢が若年者 ・原因にHIVとヘロインがある ・予後が悪い ということである。 覚え方・語呂合わせ まず大前提として、「FSGSの好発年齢は若年者!」であると必ず覚える。 そして…
ネフローゼ疾患の、沈着する免疫グロブリンについて 膜性腎症(MN)はIgGが糸球体係蹄壁に沈着する。 巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)は高価病変にIgMが沈着する。 膜性増殖性糸球体腎炎(MPGN)はIgM,IgGの沈着がみられる。 簡単にまとめると、 ・MN→IgG ・FSGS→I…
微小変化群について 微小変化群の好発年齢は小児である。 これは微「小」変化群の小は、「小」児の小で覚える。 「微小」なので、疾患のダメージは少なく予後は良好、ステロイドは著効する。 また、尿蛋白選択性は IgGクリアランス÷トランスフェリンクリアラ…
膜性増殖性糸球体腎炎(MPGN)の原因疾患について 以前、膜性腎症の原因についての記事を書きました。 www.joji-study.com この記事の中で紹介した語呂合わせは「膜性腎症バイバイ」です。 膜性腎症の原因には梅毒、B型肝炎があるのでしたね。 これに対しMPGN…
以前、膜性腎症の原因疾患の語呂合わせを紹介しました。↓ www.joji-study.com 上の記事の語呂合わせは、「膜性腎症バイバイ」です。 今回は他に、膜性腎症そのものの特徴の覚え方を紹介します。 まず膜性腎症は光顕にてスパイクが確認されます。 これは原因…
非ネフローゼ(PSAGN,IgA腎症)について 以前、↓の様な記事を書きました。 www.joji-study.com まずPSAGNですが、まとめると ・腎臓の領域で補体の低下する代表的な疾患にはPがつく。 ・PSAGNのPは、humpのPである ということを覚えれば良いです。 非ネフロー…
補正カルシウムについて 国試の問題を解いてる最中、カルシウムの値を確認することがある。 このCa値はそのまま捉えていいのか、それとも補正が必要なのか考えることが重要になる。 補正が必要な条件は、「アルブミンが4よりも低い場合」である。 Ca+(4-アル…
腎血管性高血圧(動脈硬化・高安動脈炎・悪性腎硬化症) 腎血管性高血圧について勉強している時に、障害される腎が片側なのか両側なのかを区別する必要があります。 そんな時自分は、「生活習慣病・免疫は両側だろう。」 と考えています。 動脈硬化は生活習慣…
慢性腎不全で増加するものはMg,K,Pです。 カリウムとリンに関しては、ごみのイメージが強いので簡単に覚えられそうですが、マグネシウムも覚える必要があります。 暗記の仕方は単純で、 ・マグネシウム→マグ ・カリウム→カ ・P(リン)→プ まとめた語呂合わ…
腎前性腎不全の尿中Na、FENa 腎前性腎不全は主に脱水や嘔吐・下痢など、体内の水分が減ることが原因だと覚えています。 腎性・腎後性との鑑別に尿中NaとFENaの値が重要になりますが、その基準値の覚え方を今回ご紹介します。 脱水が起きる際に、人間の体はで…
人工透析導入の原因疾患 以前は、人工透析導入の原因疾患のランキングについての記事を書きました↓ www.joji-study.com 上の記事をまとめると、 人工透析導入の原因疾患(2012年現在)は、 1位 糖尿病性腎症 2位 慢性糸球体腎炎 3位 腎硬化症 だから、とうとう…
GVHDについて GVHDってよく聞くけど、具体的にはさっぱり分からんってなる自分です。 漢字で書くと、移植片対宿主病。はっきり言って読めません。 正確には「いしょくへんたいしゅくしゅびょう」と読みます。 難しすぎるので、いつも自分はGVHDって呼称を用…
血液透析と腹膜透析 勉強していて、不均衡症候群が血液透析の副作用なのか、腹膜透析の副作用なのか思い出せないときがあった。 結論を書くと血液透析の副作用である。 紛らわしいので、少しテクニックを作ってみた。(全然大したものではない) 前提として、 …
近位尿細管で再吸収されるものについて 近位尿細管で再吸収されるものは、たまに国試で問われることがある。 特にFanconi症候群みたいな、近位尿細管の障害だとこれらが尿中に消失するから、「血中で減少するものはどれか?」のような感じで問われることがあ…
サイアザイド系利尿薬について サイアザイド系利尿薬は,遠位尿細管の Na+-Cl−共輸 送体に作用し,Na の再吸収を阻害する薬である。 副作用として血中で上昇するもの、低下するものを覚えるとよい。 上昇するもの:カルシウム、尿酸 低下するもの:マグネシ…
半月体形成きたす疾患 急速進行性糸球体腎炎(RPGN)は、光学顕微鏡にて半月体形成をみることが多い。 半月体形成腎炎をみる疾患で代表表的な三つは以下の通り。 ・顕微鏡的多発血管炎(MPA) ・多発血管炎性肉芽腫症(GPA) ・Googpasture症候群(GPS) である。 覚…
Batter症候群とGitelman症候群 Batter症候群とGitelman症候群はどちらもNaclの再吸収障害。 年齢の違い Gitelmanは大人にのみ発症。Gitelmanのmanは、大人の意味でイメージする 一方でBatterは、manが付かないから小児から発症。 障害される部位の違い ・Bat…
1日尿量の基準値 1日の尿量の基準値はペットボトルをイメージする。 一般的なペットボトルのサイズは500ml。これが下限。 次に大きなペットボトルサイズといえば2000mlなので、これが上限となる。 よって1日尿量の基準値は500㎖~2000㎖ 尿の比重 尿比重は…
膜性腎症の原因 膜性腎症の原因には、「マラリア、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、大腸がん、梅毒、B型肝炎」がある。 全部覚えておくと安心なので、覚え方を調べ自分なりに改変してみました。 膜性腎症の原因の覚え方・語呂合わせ イメージと…
人工透析導入の原因疾患について 日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況(2009年12月31日)」 http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2011/001716.phpより引用 日本透析医学会の調べによると、日本では約30万人の患者が透析を受けており、患者数…
血漿の定義と血漿浸透圧の求め方について 人間の体内総水分量は体重の約60%。そのうち3分の2は細胞外液であり、細胞外液は間質液と血漿で構成されている。 体液全体の浸透圧を調べるには血漿浸透圧が指標になる。血漿浸透圧は電解質濃度(Naの2倍)・グルコー…