Foster Kennedy症候群について
Foster Kennedy症候群は前頭葉底部に発生した腫瘍によってみられる症候群のことです。原因は特に髄膜腫が多いようです。以下の3徴を呈します。
①同側の視神経委縮
②嗅覚脱失
③対側のうっ血乳頭
110E-06ではこれがテーマとして出題されてます。
Foster Kennedy症候群の病態のイメージの仕方
厳密にはしっかりと機序を説明できれば良いのでしょうが、自分はもう割り切り、イメージで3徴を覚えています。とりあえず、覚えたもん勝ちという思考です。全く医学的な根拠ないです。
まず、Fosterから、FRONT(前)を想起します。よってこれが前頭葉底部腫瘍によるものだと思い出します。
次にKennedyですが、暗殺されたケネディ大統領を考えて、目に銃弾が撃ち込まれたような光景をイメージします。そうすれば同側(患側)は視神経がやられそうだし、頭蓋内圧が亢進して反対側にも影響(うっ血乳頭)が及びそうだと考えられます。目のあたりを撃ち抜かれれば当然鼻にもダメージを負いそうですから、嗅覚障害もありそうです。
以上より、簡潔にまとめると
Foster→front(前)
ケネディ撃ち抜かれ→患側の目×、反対側にも×、もちろん鼻も×
となります。