譲治の勉強日記

医学部・大学受験について書いています。勉強のメモ・語呂合わせ・参考書紹介・趣味について。

医学部CBTで最低限合格するのに必要な点数・勉強法・問題集(QB)について

そもそもCBTとはどういう試験なのか?

CBTとは医学部四年生が受ける試験で、病院実習に出る前に合格しなければいけない、非常に重要な試験です。この試験は全国のすべての医学部で行われており、とても公正なものです。普段の試験は紙と鉛筆を用いますが、CBTはコンピューターで解答を入力する方式です。

試験は厳正な環境で行われ、会場に持ち込めるものが厳しく制限されていたり、朝から夜までぶっ通しで問題を解く、など学生にとってはめちゃくちゃハードなものです。

受験料は25000円かかるので、かなり高価です。追試になると再び受験料を修めなくてはいけないので、お金の節約のために一発で合格すべきです。

CBTに合格するためには何点以上取る必要があるのか?

たとえば、大学入試のセンター試験は受験生全員が同じ問題を解きますが、CBTは問題がランダムに出題されるので、誰一人として同じ問題を解くことはありません。CBTで皆と同じ条件なのは320問という問題数と、その内訳です。320問は240問のプール問題と、80問の新作問題で構成されています。

プール問題とは、毎年繰り返し出題されている良問のことです。採点対象はプール問題のみなので、極端な事を言ってしまうと新作問題が全部不正解だったとしても、プール問題で正答していれば受かります。

一般的に言われているCBTの合格ラインは65%ですが、大学によって合格ラインは異なるので70%は取れていた方が安心です。

(合格の例)プール問題の30%が不正解、新作問題80問全てが不正解だとすると、

240×30%+80=152

上の計算式では、合格ラインが7割以上であると想定して、実際の試験で落とせる問題数を算出しています。320問中、152問落とせるということです。したがって、だいたい半分正解すればいいです。試験後の体感が「半分ぐらい取れたかな?」と思えたら受かっているということになります。

CBTのブロック別の難易度と試験結果

CBTはブロック1~6まで問題があり、最後の7ではアンケートをやります。個人的な感想だと、難しいブロックと簡単なブロックの差が激しかったです。だいたい「難」と「易」が交互に来ていたような感じがします。

友達の話を聞くと、同じブロックを受けた後なのに難しい人もいれば簡単と感じた人もいました。したがってCBTの問題のレベルは人によってまちまちであり、休み時間に友達の出来を聞いても、自分がどれくらいできたのか判断できるとは限りません。

これはmedilinkの情報ですが、自分のこれまで解いた問題の正答率が高いとブロックの難易度が高くなるらしく、逆もしかりだそうです。試験結果は新作問題が除外されるため、自分の体感よりも10%ほど高く点数が出るのが一般的だそうです。

CBTに受かるためには最低何日勉強する必要があるのか?

CBTは1年生から4年生までに習った全範囲が出題されるため、非常に膨大な勉強量を要します。ですから、大学の期末試験のように一夜漬けでは対応できません。僕が考えるに、合格のためには最低でも10日前から勉強を始めるべきだと思います。

一週間前とか、三日前からQB(クエスチョンバンク)で勉強を始めたなどと言って受かっている人もいましたが、こういう人達は100%嘘なので信用しなくていいと思います。

10日でも割と危ないですが、知識ゼロの状態から始めるなら最低でも10日は必要です。今読者の中に「もう残り10日もないのに何もやってないよ」って人がいたら、ある程度追試は覚悟した方が良いと思います。

もちろん高得点を取るためなら何か月も前から対策をしなければいけませんが、僕はそんな元気がなかったので直前期に詰め込んで勉強しました。

QB(クエスチョンバンク)は購入すべきか? いつ購入すべきか?

CBT対策の基本はQB(クエスチョンバンク)という問題集を解くことです。ぶっちゃけこの問題集を完璧にしておけば間違いなく受かります。

クエスチョン・バンク CBT 2019 vol.1: プール問題 基礎編

クエスチョン・バンク CBT 2019 vol.2: プール問題 臨床前編

クエスチョン・バンク CBT 2019 vol.3: プール問題 臨床後編

クエスチョン・バンク CBT 2019 vol.4: プール問題 連問編

クエスチョン・バンク CBT 2019 vol.5: 最新復元問題

この問題集はQB受験生の情報を元に作られているらしく、かなりCBTの雰囲気に似ています。しかしながら、そもそもCBTの問題の情報は外部に漏らしてはいけないということになっているので、この問題集がイマイチどのように制作されているのか謎です。これはあくまでも噂ですが、CBT受験を終えた学生に一問あたり○○円を出して情報を買い取っているところがあるようです。真偽のほどは不明です。

だいたい試験の3,4か月前にQBを購入し、解き始めている人が多かったです。中には三年生からQBを購入している猛者もいましたが、当然のごとく彼らの成績は素晴らしいものでした。やはり何事も早くから始めた方が有利ということなのかもしれません。

古い年度のQBを解いても受かることはできるのか?

QBは毎年あたらしい年度の物が出版されています。その都度問題は新しいものへと刷新されているようです。

だいたい学年の9割近くが自分たちの年度の新しいQBを購入していましたが、中には先輩からもらった古い年度のQBを解いて望んでいる学生もいました。

確かにQBはVol1~5まであって、全部を揃えると3万円近くなってしまいます。このお金がもったいない人は節約するのもありです。しかし、医学部では周りとできるだけ同じことをして、奇をてらった勉強法をしないことが鉄板でもあるので、あまりお勧めはしません。

あと、もし古い年度を利用したことが原因で追試を受ける羽目になったら、再び受験料(25000円)を修めなくてはならないので、結果的に金銭面ではプラマイゼロになってしまいます。ただ、5つ上の先輩のQBを解いて受かっている人もいたので、挑戦したい方はしてもいいかもしれません。

QBだけを勉強して受かることはできるのか?

QBの表紙にもそのように書いてありますが、結論を言うと可能です。なぜなら僕自身もCBTに向けてQBしか勉強しなかったし、病みえなどの教科書はほとんど開かなかったからです。

本質的に学習し、自分の実力を養成するためにはQB以外もやる必要はありますが、切羽詰まってる人はQBだけやっても受かることはできます。

QBは解説が非常に充実しているので、わざわざ病見えを開かなくても学習できますから、時間がない人はQB一本に絞りましょう。

また、大学にCBT用のビデオ講座の案内も来ていましたが、これを取っている人はほとんどいなかったです。ネットを見ていると、ビデオ講座はお金の無駄だったなどの意見が散見されますが、希望するのであれば全然取っても良いと思います。しかし、まずはQBをやるのが優先だと思います。

QBの難易度はどれくらいなのか?

 一度、QBを解いてみると分かりますが、問題はかなり難しいです。自分自身の学力が不足していたのも原因ですが、vol.2に関して言うと初見で解ける問題は本当に少なかったです。こんな難易度の試験を全国の医学生が合格し、平均点が80点ほどになるなんて、はじめは全く信じられませんでした。

僕は発生学や生化学、循環器の心電図・エコーや、呼吸音、消化器の画像診断、婦人科全般が苦手で、いくらやってもできるようにはなりませんでした。残念ながらCBTの本番では完全にこの範囲を捨てたのですが、何とか受かることができました。というわけで、自分が苦手な範囲はある程度切り捨てても大丈夫だと思います。

唯一得意だったのが、膠原病の範囲です。この範囲は通常の5択問題だけでなく、4連問でも頻出ですが、非常に得点しやすいです。抗体をちょっと覚えるだけでガンガン点数が取れます。苦手があっても得意な分野があればなんとかなるので頑張っていきましょう。

Volごとの難易度は?QBの効率的な解き方は?

QBはVolによって難易度がかなり異なります。

Vol.1 常識で解ける問題もあって楽しいが、発生学・生化学の範囲が意味不明。一冊にかかる時間が一番短いのでストレスが少ない。

Vol.2 しょっぱなの血液から難しく、心が折れる。循環器と呼吸器も難しくて萎える。問題数がシリーズの中で一番多く、なおかつ難易度が高いので尋常でないストレスを感じた。

Vol.3 他のVolに比べると易しいので、元気が出る。本番はこの範囲が得点源になりました。

Vol.4 多選択肢問題も、4連問も非常に難しい。しかも4連問の一番最初が何回やってもできるようにならないし、本番の試験でも間違えてしまった。本番は尋常でない難易度だったので、あまりQBが役に立たなかった。4連問の後半を解いていくと、最初の方で選んだ答えが間違っていることに気づかされるので、本当に4連問は後味の悪い問題である。

初見で解ける問題がほとんどなかった僕は、とりあえず通読から始めました。時間がなかったので自分の頭では考えません。問題と答え・解説を高速で暗記していきました。

一問あたり一分ぐらいかけてしまうと、少なくとも一冊当たり12時間近くかかるので駄目です。パッパとやります。とにかく問題集を速く回していくことが重要です。一問一問ガッツリやって時間切れになるのが一番恐ろしいです。

この暗記作業を四冊全部やりました。その際、常識で解けるような問題には丸印をつけました。時間がもったいないので、この丸印が付いた問題は二度と解きません。

次に丸印が付いていない問題を解いていきます。一度解説を読んでいるので、解ける問題もちょこちょこ出てきます。解けなかったら問題番号付近についてあるチェックボックスに✕を書き込みます。これもまた四冊全部やります。

次に✕が付いてある問題を再び解くわけですが、これを繰り返せばだいたいQBの八割が身に着いたことになるはずですので、合格できると思います。

QB onlineなんかもありますが、自分はいちいちパソコン・ケータイを開くのが煩わしかったし、書き込めないのも嫌だったので全て紙の書籍で解いていきました。

よく、問題集を○○周すれば受かる!みたいな文言を見るのですが、自分はこの定義自体が曖昧でよくわかりません。周数にこだわらずに、とりあえず全体の8割ぐらいが正解できるまで繰り返せばいいのではないかと思います。残りの2割に関しては今勉強しても、本番で絶対解けないと思って捨てました。

QBのVol.5やCBT模試をやる必要はあるか?

絶対にやるべきだと思いますが、実をいうと僕は時間がなかったのでvol.5もCBT模試も手を付けませんでした。理由は他の事に手を広げて、Vol1~4の勉強が手薄になるのが嫌だったからです。

結果的にはVol.5も模試も受けずに合格できましたが、自分は正直やっておけばよかったと後悔しています。なぜなら、CBT受験後にこの二つにさらっと目を通してみたところ、既視感を覚えるものが何個もあったからです。特に顕著だったのがCBT模試です。これをやっておけば確実に点数が上がっていました。

CBT模試に関してはVol1~4を購入している人なら無料で受けることができるし、全国順位や学年順位もでるので、合格可能性が判定できます。必ず受けましょう。別に適当に解いても構いませんが、復習の際にしっかりしておけば、必ず本番ではいいことがあるはずです。

CBTの結果はいつ出るか?いつ追試だと判明するか?

CBTの結果は10日以内に大学側へ郵送されるので、その期間中に発表があります。OSCEを控えている人はCBTの結果を気にせずに練習すべきですし、CBTが追試になりそうな人は辛いかもしれませんが、OSCEと並行して勉強しましょう。

以上です。あまり参考にならなかったかもしれませんが、少しでも助けになれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。