CHOP療法について
どんな治療があるの? - 悪性リンパ腫【母の闘病記録】より引用
非ホジキンリンパ腫の治療には多剤併用化学療法と放射線療法が一般的である。多剤併用化学療法はCHOP療法が主体であり、CHOPとは4種類の薬剤名の頭文字である。
・Cyclophosphamide(シクロホスファミド)
・Hydroxydaunorubisin(ハイドロキシダウノルビシン)
・Oncocin(オンコビン)
・Prednisolone(プレドニゾロン)
また、これにRituximabを加えたR-CHOP療法というものもあり、B細胞腫瘍に効果的である。
CHOP療法の副作用
CHOP療法には薬剤によって異なる副作用がある。それぞれの特徴的な副作用と覚え方をまとめると以下の様になる。
・Cyclophosphamide(シクロホスファミド)
副作用は出血性膀胱炎。
「C→血→出血性膀胱炎」で覚える。
・Hydroxydaunorubisin(ハイドロキシダウノルビシン)
副作用は心毒性。
「H→heart→心臓→心毒性」で覚える。
・Oncocin(オンコビン)
副作用は末梢神経障害、便秘。
「O→終わり→終末→末梢神経障害」で覚える。
・Prednisolone(プレドニゾロン)
副作用は高血圧、不眠、高血糖。
「P→pressure→高血圧」で覚える。