筋弛緩薬について
麻酔の目的は、鎮静・鎮痛・筋弛緩である。筋弛緩に用いるのが筋弛緩薬であり、脱分極と非脱分極型がある。
・脱分極型筋弛緩薬
スキサメトニウム(サクシニルコリン)1つのみである。作用時間は早く、拮抗薬はない。悪性高熱症の原因となる。
・非脱分極型筋弛緩薬
ロクロニウム、パンクロニウム、ベクロニウムがある。語尾にクロニウムが付くものが非脱分極型だと覚えればいい。
筋弛緩薬はスガマデクスやネオスチグミンである。
ロクロニウムの拮抗薬はスガマデクス
→「ロクロはデスクに置いてある」
陶芸のろくろは、机の上に置いてあるイメージ。これで拮抗薬を覚える。
脱分極型とは異なり、こちらは悪性高熱症の原因ではない。
「非脱分極なので、悪性高熱症の原因では非(あら)ず」と覚えれば良い。
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