譲治の勉強日記

医学部・大学受験について書いています。勉強のメモ・語呂合わせ・参考書紹介・趣味について。

FFMIとBMIの違い、人間の筋肉の限界量とアナボリックステロイドとの関係性について

FFMI(除脂肪量指数)とBMI(ボディマス指数)の違い

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人間の体格を測る上ではBMIという指標が役に立ちます。しかしながらこれは身長と体重のみによって算出され、その人の体が筋肉質なのか、もしくは脂肪で覆われた体なのかは考慮されてはいません。

つまり身長180cmで100kgのマッチョマンと、同じく身長180cmで100kgのおデブちゃんは本当は全然違う体型・健康状況なのにも関わらずBMIは同じ値を示します。この場合、BMIには有用性がありません。

そこで役に立つのがFFMIと呼ばれる指標です。FFMI(Fat Free Mass Index)は除脂肪量指数と呼ばれるもので、その人が筋肉質であるかどうかを測るのに役立ちます。

たとえば身長180cm・体重60kgの男性がいると仮定しましょう。この男性の体脂肪率を10%とします。

このときBMIは、60÷1.8÷1.8≒18.5になります。

一方でFFMIは、60×(1-0.1)÷1.8÷1.8≒16.7になります。

前者がそのままの体重を割っているのに対し、後者は体脂肪率を考慮し算出された除脂肪体重を割っていることがわかりますね。諸説ありますが、FFMIが17.5を超えてくると筋肉量が平均よりもある人に分類されるそうです。

FFMIが示す人間の筋肉の限界

FFMIを研究した海外の学者によると、人間がナチュラルで生涯に増やせる筋肉の量には限界があるそうです。この根拠となったのは、筋肉増強剤が発明される以前と以後で、ボディビル大会出場者の平均FFMI値が大きく上がっているという事実です。

ボディビルという競技は意外にも歴史が長く、数十年前からあるようです。発足当初はアナボリックステロイドなどの筋肉増強剤はありませんでした。ナチュラルのビルダーが中心で、彼らの身長と体重から算出されたFFMIはだいたいが25以下だったそうです。

しかしながら筋肉増強剤が開発され使用できるようになった現代では、世界最高クラスの大会出場者のFFMI値は25~30を示すようになったそうです。

このことから本来であれば鍛えて到達できるFFMI値は25が限界であるはずなのに、アナボリックステロイドがこの25という限界の突破口になっていることが分かります。

ボディビルダー・フィジーカーは自身が薬物のユーザーだったとしても、基本的には公言することはありません。しかしながら大会出場時はだいたい体脂肪率が10%以下であるため、自身が出場する身長の階級と、仕上がり体重からだいたいのFFMI値は推測できてしまうというのが現状です。

あまり有名ではないFFMIですが、なかなか奥の深い指標だなぁと感じました。