ヘリコバクターピロリ(H.pyrolli)
ピロリ菌はヒトの胃粘膜に生息する、らせん型のグラム陰性微好気性細菌。胃や十二指腸の炎症やがんに関わっている。
除菌には PPI(プロトンポンプインヒビター)+アモキシシリン+クラリスロマイシン の3剤を併用する。内服が原則。
クラリスロマイシン耐性時には二次選択としてメトロニダゾールを使用する。
治療薬の覚え方・語呂合わせは、「Piロリもクラクラ」
Pi → PPI
も → アモキシリシン
クラ → クラリスロマイシン
といった具合である。
ヘリコバクターピロリは 「らせん型→くるくる→クラクラ」と印象付けて覚えてもいい。
ちなみに一次選択の薬は「イ(ア行)」の文字を含む。
一次:PPI+アモキシシリン+クラリスロマイシン
また、二次選択の薬は「ニ」の文字を含む。
二次:メトロニダゾール
ピロリの検査方法について
ピロリ菌がアンモニアと二酸化炭素を生成する。
・二酸化炭素は尿素呼気試験で検出する。「COのコ」で覚える。
CO2 →コ →尿素「呼」気法
・アンモニアは迅速ウレアーゼ法で検出する。
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