前回の積み立てNISA同様、idecoのシミュレーションをしてみました。
もちろん、現在自分は働いていないので、実際の年収に即したシミュレーションはできないのですが、インターネット上のロールモデルに沿って考察してみました。
例えばフリーランス女性(28)で年収450万の場合、60歳まで月3万の積み立てをすると総額345万の節税が受けられます。https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/ideco/merit/simulation.html
おおーこれはすごい!と感じるかもしれませんが、忘れてはいけないのが、積み立てたお金には流動性がないということ。
つまり、月3万円積み立てたお金は。60歳時点で総額1152万円にのぼるわけですが、これは60歳になるまで引き出せないのです。
じゃあ、もし60になるまで死んだら?途中でお金が必要になったら?という疑問が生まれますが、もちろんその際は人生が詰みます。
ここでもう一度考えて欲しいのですが、仮にモデルの様に1152万円を国に人質に取られた時、32年間を通じて得られる345万円の節税は割に合うのか?ということ。
約1000万円没収されて、年間に約10万円の節税が得られても、それは本当にお得なのか?というのは少し疑問ですよね。
個人的な意見になりますが、現時点で自分は少し損だなぁと感じます。なぜなら若い時の3万円と、老後の3万円の価値は明確に異なるからです。
ここで例に出した3万円は、モデルの積立金額から由来しています。
3万円あれば何ができるでしょうか。お風呂屋さんに1回行けますね。もしidecoにお金を預けなければ、月に1回。32年間に384回行ける計算になります。
じゃあ、仮にお風呂屋さんに行くのを我慢して、idecoに預けたとしましょう。32年後の60歳に、貯めた&節税したお金でお風呂屋さんに行くことができるでしょうか。60歳になっても十分に機能するでしょうか。EDにはなってないでしょうか?
自分は今後の人生プランとして、「できるだけ若いうちに楽しんでおく」が目標にあります。
「身体的に健康で楽しめるうちに、できることはヤる。」というのが目標の1つです。いずれ体は衰えるのだから、若いうちにできることにお金を使うべきなのです。
だから今の段階でidecoに参入するのは、違うなぁと感じます。自分の体が許す限り、お金の効率的な使い方を実践しようと思います。