医学部の面接はどうやって対策すればいいか
医学部の二次試験には面接が課されます。まず初日や二日目に筆記試験を行い、最終日に面接を課している大学が多いです。今回は自分が受験生だったころの体験をもとに、医学部の面接について書いていこうと思います。
高校,塾や予備校の先生・スタッフと練習を重ねる
医学部の面接は筆記試験と異なり、机に向かって勉強するだけではうまくクリアすることができません。ですから、他の人に協力してもらい練習する必要があります。
自分が医学部を受験することを学校や予備校講師に伝えれば、面接の練習を設けてくれるはずです。自分の高校でも、現役や浪人関係なく練習を受け付けていました。
親とも練習することは可能ですが、あまりおすすめしません。なぜなら親だと安心してしまい、緊張感を無くしてしまう恐れがあるからです。実際の医学部の面接は極度の緊張を感じる可能性が十分にあるため、そこそこ距離感が離れた先生にお願いしましょう。
僕は成績がそこまで良くなかったので、医学部受験をすること打ち明けたり、面接練習の協力を先生に要請するのは恥ずかしかったです。でも合格のためには必要なので、皆さんは恥ずかしがらずに先生・スタッフに打ち明けましょう。
医学部面接に勉強は必要?
医学部の面接に勉強が必要かどうか、人それぞれ意見が分かれると思います。僕は勉強するべきだと思います。
反対派の意見の人は「面接のために特別な勉強をするのは不自然。自分の思ったことを言えばいい」と言うのをよく聞きます。
これはあながち間違いではありません。しかし最低限勉強しないと、倫理的にまずいことや頓珍漢なことを言う恐れがあります。
結論としては「面接のための勉強は必要だけど、面接では自分らしく自然に答える」がベストです。
勉強の仕方は参考書に書かれている質問に対し、自分の答えを作って暗記することです。参考書に掲載されている解答例をそのまま暗記することは推奨しませんが、どうしても時間が足りない人は非常手段としては有効です。
面接対策のためのおすすめ参考書
僕が医学部面接のために使った参考書は複数あるのですが、これだけは買った方がいいやつが二冊あるので紹介します。
医学部の面接
この本は一つの質問に対して見開き1ページで解説されています。面接で聞かれやすい質問の典型的なパターンをこの参考書1冊で習得できます。
何よりもお気に入りだったのは、この本のサイズです。俗にいう、ハンディサイズです。ズボンのポケットに簡単に入るぐらい小さいので簡単に持ち運べます。
この解答をしてはいけない! というダメな解答例も載っているので参考になります。面接では地雷を踏まないことが重要になったりもするので、参考にしましょう。
一回読むのにそんなに時間がかからないので、試しに購入してみるのも全然ありだと思います。
医学部面接ノート
この参考書は1ページに質問と解答がのっていて、基本的には「医学部の面接」とは構成が変わらないです。しかしこの本のいいところは、ただのQ&A集ではないところです。
まず質問のすぐ傍に、その問いが聞かれた大学名が書かれています。そして該当の大学がどのような形式で面接を行っているか、情報のリークがあります。
医学部面接ノートは、その個別の大学合格者の声をもとに作成されているので、面接官と受験者の人数の比や、1対1orグループ面接か?、圧迫面接だったのか?など細かい情報が収録されています。
毎年改定されているので、最新版のものを買えば1年前に受けたばっかの情報が載っていることになります。医学部面接を受ける人にはぜひ購入して欲しい1冊です。
受験大学に在籍する人の生の声を聞きましょう
自分が行きたい大学に通っている人から、面接について話を聞きましょう。これはできる人だけでかまわないのですが、絶対やったほうがいいです。
実際僕も、在校生に面接についていくつか教えて貰いました。そして去年、面接でどのようなことを聞かれたのかプリントに印刷して配布してもらいました。
その配布された紙に書かれたことを最低限暗記しておいたら、実際にその年の面接でも載っていることが聞かれたので、馬鹿にはできないなぁと思います。
医学部の面接はつらいですが頑張りましょう
面接試験では圧迫面接を行っている大学もあります。たとえば多浪・再受験生に対して異常なほど厳しい態度をとるところもあるようです。
実際そのような場に遭遇してしまうと萎縮してしまうかもしれませんが、どうどうとしていれば逆にそこが評価されることもあるようなので、頑張りましょう。
あと、参考書だけでなく日頃からニュースに目を通しておくのも大事です。僕はiPS細胞,STAP細胞について意見を求められました。
面接では嘘をつかずに、自分の思ったことを正直に言うことが重要だと思うので、受験生は自然な態度で臨みましょう。
以上です。