胃癌の転移について
胃癌の転移様式には三つあります。
血行性転移
癌細胞が血液の流れによって、肺や肝臓さらには全身へ転移すること。
リンパ行性転移
癌細胞がリンパの流れによって、リンパ節へ転移すること。
- Krukenberg腫瘍(卵巣転移)
- Virchow転移(左鎖骨上窩リンパ節転移)
播種性転移
癌細胞が腹腔内に散らばるような転移のこと。
- 腹膜播種巣・腹水
- Schnitzler転移(女性だとダグラス窩転移,男性だと直腸膀胱窩転移)
胃癌の遠隔転移の語呂合わせ
獨協医科大学病院 第一外科 - 上部消化管,病気がみえるvol.1消化器より引用
Krukenberg腫瘍,Virchow転移,Schnitzler転移がどこの場所への転移だったか分からなくなる人もいると思うので、語呂合わせを作りました。
Krukenberg腫瘍(クルーケンベルグ腫瘍)
→erg
→egg
→卵
→卵巣転移
Krukenbergの末尾三文字ergが、卵を意味するeggに似ています。そこから卵巣転移を想起します。
Virchow転移(ウィルヒョウ転移)
→clavicleと似てる
→鎖骨
→左鎖骨上窩リンパ節転移
Virchowと、鎖骨を意味するclavicleという単語は見た目が似ていますね。そこからうまい事思い出してあげます。
直腸膀胱窩転移
→膀胱と直腸
→「ぼ」と「ち」
→墓地
Schnitzler転移(シュニッツラー転移)
→シュニッツラー
→死に辛い
これは完全に無理やりですが、男性限定の直腸膀胱窩転移から作ったゴロです。
膀胱と直腸の頭文字をとると「墓地」。かたやSchnitzlerは「死に辛い」と語感が似ています。あわせて「墓地では死に辛い」というゴロを考え出しました。
いかがだったでしょうか。Schnitzler転移以外はそこそこ良いゴロだと思うので、是非使ってみてください。