譲治の勉強日記

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【ネタバレ】君の膵臓を食べたいのアニメ映画と実写映画を見たので感想

君の膵臓を食べたいのアニメ映画と実写映画を見た

君の膵臓を食べたい の原作は小説ですが、これを基にしてアニメ映画と実写映画が作られました。

アニメの方はNHKで放送されたので視聴しました。実写はプライムビデオで無料だったので簡単に見ることができました。

どちらが好きかの結論を述べると、アニメの方がよかったです。

アニメの方が情報量が多く、より主人公とヒロインの絆が伝わってきました。人間が演じると、微妙な感情を表現するのが難しいので、細かい描写が行えるアニメが優れていると感じます。

【ネタバレ】アニメ版の疑問点・矛盾

君の膵臓を食べたい(アニメ)はとても素晴らしい映画で、総合評価は90点ぐらいです。

ではこの減点10点分は何か、以下でまとめていこうと思います。

ネタバレを含みます。

・ヒロインが元気すぎる

この物語は内気で自閉的な主人公と、病を患いながらも明るく元気な美少女の関りを描いています。

この美少女(ヒロイン)ですが、膵臓がんを患っており通院しながら学校に通っています。余命が残りわずかしかないことから、がんが手術でとり切れて寛解できるものではなく、おそらく既に他臓器に転移し化学療法を行っているものと思われます。

そこで生まれる矛盾が、がん患者の割にヒロインが元気すぎるということ。そして化学療法の副作用も一切描かれていないことです。

化学療法を行えば当然、典型的なものだと消化器症状や頭部の脱毛などが予想されますが、本作のヒロインは一切そのような様子を認めません。

また、膵臓が破壊されてインスリンが出せず食事制限もありそうですが、スイーツ馬鹿食いなどをしていて不自然さがありました。

むしろ健康なはずの主人公よりも、明らかにバイタリティがあふれているのは少し違和感でしたね。

・主人公のバックグラウンドが見えてこない

主人公は誰とも友達を作らず本に熱中し、孤独な学生生活を送っていました。

しかしヒロインと出会うことにより、感情に変化が生まれ、人に興味を持つようになります。

ここで疑問なのが、どうして主人公は始めから自閉傾向だったのか?ということです。

そしてヒロインが膵臓がんであると病院の待合席で偶然に知った時も、どうしてそんなに冷静で受け止めることができたのか?という疑問も感じました。

たとえば家庭環境に原因があるのでは?、と考えられます。

両親が既に亡くなっており、普段から孤独に生きているとか、家族ががんで亡くなっているため、人間はいつか死ぬものだという悟りを開いている、などいろいろな説が考えられると思います。

しかしながら劇中でそのようなエピソードはなく、主人公がどうして人に興味がなかったのか、なぜそのような人格が形成されたのか、どのような生育環境だったのかは語られることはありません。

・ボーイミーツガール系の矛盾

原作はなろう小説です。したがって本作はそもそも、ヲタク向けの小説カテゴリに分類されます。

ヲタクが好むジャンルといえば、異世界物とかいろいろありますが、いわゆる本作の様なボーイミーツガール系のラブコメも人気ですよね。

自分はこの男女が出会い惹かれあう物語は、極めて再現性が低く現実的ではないと考えます。

なぜなら上でも指摘しているように、登場人物のバックグラウンドが謎めいていたり矛盾をはらんでいる場合には、男女が惹かれあう必然性はないと考えられるからです。

つまり簡単にいえば、

・どうしてたまたま自分の病気を知っただけの人をそこまで好きになれるのか?とか

・主人公、ヒロインの顔が不細工だったら本当に起こりえるのか?

などリアリティがあるかどうかを、自分は気にしてしまうんですね。

二次元創作は必ずしも現実味を帯びる必要はありませんが、せめて人間模様や絆を描く場合はそこらへんのディティールをしっかりしてほしいなぁと思います。

しかし個人的に好きな映画なので90点です!見てない人は是非見てみてください。絵が綺麗なので、ストーリーに興味がなくてもOKです。

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