正常圧水頭症(NPH)について
正常圧水頭症(NPH)は脳圧が正常ながらも、脳室拡大などの水頭症がみられる疾患。CTやMRIで側脳室やシルビウス裂の拡大が見られる。
くも膜下出血の1か月以降の合併症としても重要である。ちなみに、くも膜下出血の急性期の合併症は再出血、1~2週の合併症はスパズム(脳血管攣縮)である。
正常圧水頭症の3徴は尿失禁、認知症、歩行障害である。
この3徴は略称のN・P・Hで覚えればいい。
N→Nyou→尿失禁
P→頭がパー→認知症
H→Hokou→歩行障害