リング状増強効果がみられる疾患
http://遠隔画像診断.jp/archives/13148より引用
脳膿瘍ではリング状増強効果(ring enhancement)が見られる。リング状増強効果とはCT・MRIで腫瘍部分の周りに円状の増強効果が見られる所見のこと。脳膿瘍の他にも、膠芽腫や転移性脳腫瘍で見られる。
同じリング状とはいえ、脳膿瘍では膜の厚さが均一であるのに対し、膠芽腫と転移性脳腫瘍では不規則・不明瞭である。
リング状増強効果の覚え方・語呂合わせ
リング状増強効果がみられる疾患は膠芽腫、転移性脳腫瘍、脳膿瘍である。語呂合わせは以下の通り。
膠芽腫→皇
転移性脳腫瘍→帝
脳膿瘍→の
リング状増強効果→リング
まとめた語呂合わせは皇帝のリング。皇帝が被っている冠をイメージすればよい。