子宮頸がんについて
子宮頸がんとHPV(ヒトパピローマウイルス)は密接な関係があり、子宮頸がん患者の9割以上からHPVが検出される。
HPVは環状構造の二本鎖DNAウイルスである。2016年現在まで180種類以上の存在が確認されているようだが、代表的なものは「6,11,16,18」型である。
子宮頸がんの発がんリスクを分類すると、ハイリスクなものはHPV16型とHPV18型が多い。
また、尖圭コンジローマでは発癌性ハイリスクのHPV16,18型などが混合感染していることもあるが、基本的にはHPV6,11型が約90%を占める。
したがってまとめると、
子宮頸がんハイリスク→(16,18)
子宮頸がんローリスク→(6,11)
子宮頸がんとHPVの型に関する覚え方・語呂合わせ
HPV16,18型は子宮頸がんのハイリスク因子である。これは「嫌な色」として覚える。
ハイリスク
→すごく嫌なイメージ
→いやないろ
→18 16
という原理である。
HPV6,11型は子宮頸がんのローリスク因子である。これは「良い色」として覚える。
ローリスク
→すごく良いイメージ
→いいいろ
→11 6
また、ローリスクと尖圭コンジローマは”ロー”が共通しているので関連付けて覚えることができる。