橈側皮静脈と尺側皮静脈、腋窩静脈と上腕静脈
静脈は皮静脈と伴行静脈に分けられる。皮静脈は表在静脈とも呼ばれ、重要なものは橈側皮静脈と尺側皮静脈である。これらは肘窩で静脈吻合を形成している。臨床的には、静脈内注射や採血のために橈側・尺側皮静脈が用いられるために重要である。
▼静脈の走行部位
・橈側皮静脈
外側上腕二頭筋溝・三角筋胸筋溝を通り、鎖胸三角で腋窩静脈に注ぐ。
・尺側皮静脈
内側上腕二頭筋溝を通り、上腕静脈に入る。
語呂合わせ・覚え方
橈側皮静脈は腋窩静脈に流れ、尺側皮静脈は上腕静脈に流れる。これを覚えるための語呂合わせは以下のようになる。
皮静脈→非常に
橈側/腋窩静脈→当駅は
尺側/上腕静脈→静寂
まとめた語呂合わせは非常に当駅は静寂
尺→寂、静→静であり本来は「寂静」になるはずですが目をつぶってください。